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openBDについて
openBDは、「書誌情報・書影を、だれでも自由に使える、高速なAPI」として提供されています。
ILibraryも検索時にこのAPIから提供される情報を利用しており、特に書影やあらすじのデータはこのAPIから提供されているものが殆どです。
openBD停止とILibraryへの影響について
しかし2023/7/25に発表があった通り、出版情報登録センター(JPRO)から提供される情報をopenBDで扱えないことになりました。JPROは利用者一覧からわかる通り、大手出版社の殆どが利用しています。
そのため、今後これらの出版社が出版する書籍の書影やあらすじはopenBDで参照できなくなります。
代替手段をいくつか検討してみましたが、いずれもコストがかかり対応困難なことが分かりました。
- 国立国会図書館書影API:商用利用不可(広告掲載は商用利用にあたる)
- Amazon Product Advertising API:継続利用には定期的なアフィリエイト売上が必要
- 楽天ブックス書籍検索API、Google Books API:書籍網羅率が低く、別手段での補完が必要
引き続き検討していきますが、直近では解決できそうにないため、今後、ILibraryでも書影やあらすじが表示されない書籍が増えていくことが予想されます。
※書籍情報本体(タイトルや著者)は国立国会図書館から取得しているので問題なく検索可能です。
利用者の皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解をお願いします。